クレイン日記


図書出版クレイン の日々の記録
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詩人尹東柱とともに2016に参加しました。

 2月21日の日曜日に立教大学のチャペルで開催された「詩人尹東柱とともに2016」のイベントに参加してきました。
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 立教大学は尹東柱が1942年の2月から10月まで在学していたこともあり、立教大学関係者が中心となってこのイベントは開催されています。また、尹東柱が27歳の若さで福岡刑務所で獄死したのが、2月16日であったということもあって、毎年この時期に開催されています。このイベントに私は初めて参加させていただきましたが、尹東柱の詩の日韓語朗読をはじめ、老若男女が参加する暖かな雰囲気の中でイベントは行われました。

 イベントには講演会が用意されており、今年は獨協大学国際教養学部特任教授で日韓文学関係史がご専門の沈元燮(シム・ウォンソプ)氏が、「青年尹東柱の内面の闘いの記録」と題してお話しをされました。沈さんは、ご自身が韓国近代詩を専攻されていたこともあり、尹東柱の主要な作品を丁寧に分析し、その詩作の変化と共に、尹東柱の内面がどのように変わったのか、ということを尹の青年期の内面の成長過程とオーバーラップさせながら、淡々と落ち着いた口調で話されていました。
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 今回初めて参加してわかったことがあります。それは、尹東柱は多くの人々に愛されているということです。
 とくに韓国では、まさに老若男女がその詩を口ずさみ、彼への思いを折りにつけ表現するというではないですか。
 だからこそ、その詩と尹東柱という人への様々な解釈と評価が生まれているのだと思います。それが時にナショナルな性格を帯びたものになることも、ある意味当然のことでしょう。
 なにしろ、治安維持法違反の罪に問われ、民族独立運動をしたという罪で2年の刑が確定し、その後27歳で獄死するという人生を歩むことになるのですから。

 立教大学関係者の皆さんと、詩人尹東柱を記念することに賛同される人たちによって、いつまでも尹東柱が忘れられずに語り続けられる。そのことはほんとうにすばらしいことだと実感した一日でした。

 阪堂さん、宮地さん、楽しかったですね。
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by cranebook | 2016-02-23 14:46 | 雑感
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