クレイン日記


図書出版クレイン の日々の記録
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# by cranebook | 2015-06-10 15:50 | 『カステラ』関連

『新潟日報』4月24日付での紹介記事

『新潟日報』4月24日(金曜日)付の「日本翻訳大賞」と訳者のお一人「斎藤真理子さん」を紹介した記事を掲載させていただきます。

通常でしたら、「書評・ニュース」のコーナーでお知らせするべきものなのですが、現在、そこでは「『カステラ』コメント大賞」の募集要項を掲載しておりますので、臨時的に「クレイン日記」でご紹介させていただきました。ぜひ、お読みになってみてください。

そして、『カステラ』についてのコメントもぜひお寄せください。まだ間に合います。お待ちしております。
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# by cranebook | 2015-04-27 16:38 | 『カステラ』関連

パク・ミンギュ氏の受賞コメントを掲載いたします。

「日本翻訳大賞」受賞に際して、『カステラ』の著者・パク・ミンギュ氏から寄せられましたコメントを掲載いたします。当コメントは、授賞式での代読ではなく、当日の配布物に印刷されて参加者に紹介されました。

【原文】
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【訳文】(斎藤真理子氏 訳)
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●ご説明
6つめの段落の文の「斎藤真理子という名前は~マイライフ!」までの意味がわかりづらいとのお声を会場でいただきましたので、この箇所について説明させていただきます。
ここの意味は、
「斎藤真理子さんが1992年にハングルで書き、韓国・民音社から出版した詩集『入国』を、当時20代前半のパク・ミンギュ氏が読んでいた」ということです。

※掲載に当たりましては、パク・ミンギュ氏ご本人と、日本翻訳大賞実行委員会様より承諾を得ております。
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# by cranebook | 2015-04-21 12:53 | 『カステラ』関連

授賞式に連れて行こう。

4月19日に「紀伊國屋書店新宿南店」のサザンシアターで、「日本翻訳大賞の授賞式」があるんですが、息子を連れて行こうと思っています。じつは、この日本語版の『カステラ』の、関係者(翻訳者と私)を除いたいちばん最初の読者は息子なんです。いま19歳になりました。ですから読んだときは18歳でした。若者の読者の代表として、純粋に彼から感想を聞きたかったからなんです。ゲラを渡して読んでほしいと頼みました。

細々とした感想ではなくて、面白かったか、なにか感じたか、笑ったか、どの短編がよかったか、といったようなことさえ確認できればよかったのですが、彼は、本書の最後に収録している「朝の門」がおもしろかったと言うではないですか。

あの、じつはそれ、日本語版だけの特別付録なんだわ。だから、ユーモアがある小説じゃないだろう、でもよかったのか。と確認したところ、それがよかったと言ったんですね。

ほんとにその時は心配しました。これはまずいな、『カステラ』本編のユーモアは若者には通じないか、とあきらめにも似た感情を抱いたことを、思い出します。

1年数ヶ月前のことです。

10代の青年たちにも『カステラ』を読んでほしいな。
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# by cranebook | 2015-04-17 15:21 | 『カステラ』関連

『カステラ』の「第1回 日本翻訳大賞」の受賞発表から初めての週末を迎えて感じたこと。

2015年4月13日の月曜日に発表があり、パク・ミンギュ著『カステラ』(ヒョン・ジェフン、斎藤真理子訳)が「第1回 日本翻訳大賞」を受賞いたしました。そのうれしいお知らせから、あっという間に週末を迎えようとしています。
(この翻訳大賞は、日本初の翻訳者を顕彰する賞ですから、正確には、韓国の作家パク・ミンギュ著『カステラ』を翻訳された、ヒョン・ジェフン、斎藤真理子の両氏が、「第1回 日本翻訳大賞」を受賞いたしました。となるのですが、ここは「クレイン日記」なのでお許しを)

この間、お祝いや激励、問い合わせなど、多くの「連絡」をいただきました。ありがとうございます。あらためて御礼申し上げます。こんなことは、今から7年半前(2007年10月)に『佐藤泰志作品集』を刊行したとき以来のことです(受賞をしたわけではなくて、作家の出身地である函館の人たちから賞賛されたことによります。)。はい、そうです。この7年半の間、このようなことはございませんでした(笑)。

それゆえ、ついつい7年半前と比べてしまうのですが、この間で、大きくかわったことがあります。それは、刊行後の反響の「量」ではなくて、「質」についてなんです。

さきほど、今回の受賞に際して、多くの「連絡」をいただきましたと書きましたが、7年半前は、多くの「声」をいただいたんです。つまり、お祝いや激励、ご注文、お問い合わせについて、その多くが電話でのものでした。
一方、今回は、大部分がメールやSNS(twitter、facebook)を通してでした。

そこで確認してみたところ、クレインでは、twitterを2010年6月に、facebookを2011年10月に始めていました。ですから、それ以前はSNSを使おうにもその環境になかったということになります。

では、日本でそのサービスがいつから本格化したのかと調べたところ、twitterは2008年4月、facebookは2008年5月のことでした。つまり『佐藤泰志作品集』のときは、そもそも、そのサービスが開始されていなかったんですね。

どうりで、今回は「声」が聞けないはずです。そのことを調べるまで私は、てっきり、『佐藤泰志作品集』と『カステラ』の読者の年齢層が異なるからだろうと思っておりました。

というのも、『佐藤泰志作品集』は著者の佐藤泰志が自死してから、17年後に刊行したものですから、刊行当初の読者は、佐藤泰志の作品を著者が生きている同時代に読んだ経験のある方が多かったので、年齢的に言うと40代以上でした。それゆえ、年齢的にSNSをお使いになる機会の少ない方々だったんだろうな、と自分勝手に想像していたんです。簡単に言うと、『カステラ』の読者よりも高齢者(失礼)だったからだと。

でも、実は違ったんですね。そもそもサービスが始まってなかったんです。
いや、ほんとに、たいへんに失礼いたしました(笑)。

こんなことを書きましたのは、受賞したわりには、事務所が静かだからなんです(笑)。どうりで冷蔵庫がうるさいはずです(大笑)。いつも静かな事務所んだから、こんなにときぐらい騒がしくてもいいのにな、という、寂しさと言えばいいのでしょうか、いや、悲しさなのかな。それがあったものですから、どうしてだろうと考えたところ、この7年半の間の情報伝達ツールの変化に気づいたというわけです。

なにをしょうもないことを書いてるんじゃい。とおしかりを受けそうですが、こんなことを書いた理由は、もう一つあるんです。
それは、このSNS時代にそのツールを使ってどう『カステラ』を宣伝・広報してよいのか、充分に理解していない自分がいたからなんです。

『カステラ』をおもしろいとおっしゃっていただいている方々が、その感想なりをtwitterやfacebook、またはSNSではありませんが、ブログなどに寄せていただいております。このことは、たいへん嬉しいかぎりなんですが、そのみなさんのご意見をどうご利用させていただければよいのか(はい、正直に申し上げます。使わせていただきたいんです。)よくわかりません。

そんな話しを家で連れ合いとしていたら、「『カステラ』について好意的な意見をツイートしているのを見つけたら、『お気に入りにして、リツイート』すればいいじゃない」と言われたものですから、二日ほど前から、そのようにしているのですが、そうすると、弊社クレインのtwitterのタイムラインがリツイートばかりになっていて、私が見ても、これほんとにクレインのtwitterなのと、なんとも言えない違和感がわき起こってしまうんです。

そんなことを、昨夜また連れ合いに話したところも、「見つけたものを全部いちいちすることないじゃないの」と言われたものですから、では、なにを基準に選択すればよいのか、よくわからない。そんな感情に現在おそわれています。

ということで、しばらくは、弊社からのリツイート攻撃が止まないと思いますが、どうかお許し下さい。

いやはや、こんな戸惑いも含めて、受賞から数日を経た今もなお、いたって充実した気持ちでおります。
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# by cranebook | 2015-04-17 14:00 | 『カステラ』関連